コンテンツをスキップ
人格障害の全般的診断基準
- その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った、内的体験および行動の持続的様式。
この様式は以下の領域の2つ(またはそれ以上)の領域に現れる。
- 認知
- 感情性
- 対人関係機能
- 衝動の抑制
- その持続的様式は柔軟性がなく、個人的および社会的状況の幅広い範囲に広がっている。
- その持続様式が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
- その様式は安定し、長期間続いており、その始まりは少なくとも青年期または成人期早期にまでさかのぼることができる。
- その持続的様式は、他の精神疾患の表れ、またはその結果ではうまく説明されない。
- その持続的様式は、物質(例:薬物乱用、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷)の直接的な生理的作用によるものではない。
- 他人の動機を悪意のあるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
以下の4つ(またはそれ以上)によって示される。
- 十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を加える、またはだますという疑いをもつ。
- 友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
- 情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
- 悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅かす意味が隠されていると読む。
- 恨みをいだき続ける。つまり、屈辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
- 自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する、または逆襲する。
- 配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理に合わない疑念を持つ。
- 精神分裂病、「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。
トップへ